まずクレドから取り組んだ方がいい3つの理由

2016年6月30日 執筆: 赤木 浩二  テーマ:

「働きやすい職場にしよう」

「いい風土を作ろう」

「協力しあい助け合うチームになろう」

「理念に基づいた経営をしよう」

「他社にはない強みを発揮しよう」

そのために取り組んでみたらいいことっていろいろあります。

 

特に本を読んだりセミナーでいい話を聞いたりしてやる気になるとやりたくなりますね。

「これからは尖がらないといけないんだ!」というように。

でも、

「では、何から取り組んだらいいのだろうか?」となります。

そんな時に私は、

「まず、みんなでクレドを作るところから始めてはどうでしょうか?」

と話すようにしています。

あっ!もちろん、これは弊社が関わるかどうかは別としてです。

なぜ、クレドをみんなで作るとよいかというと次の理由からです。

1.価値観の違いがわかる。

例えば、10項目程度の行動基準を決めるとしてその一つが挨拶としましょうか。その中でもAさんは「大きな声で元気な挨拶で」Bさんは「居酒屋じゃないんだからもっとスマートに」というようにそれぞれ意見は異なります。その人なりの考え方が出るんです。そして最終的に「うちはこうしよう。」と決めると徐々に価値観の統一が図れることになるのです。

2.自社の強みや弱み、課題を振り返ることができる

行動基準を作ろうと思ったら「ウチのお客様ってどんな人だろうか?」「そもそも今のお客様って何で選んでくれているのか?」ということを考えざるを得ません。「強みがあまりないのでは!?」みたいな話になることもあります。経営者は日々考えていることかも知れませんが、社員さんにとっては貴重な機会になるはずです。

3.ビジョンを考えることができる

あたりまえですが、クレドを作ろうと思ったら「ウチは何を目指しているんだろうか?」がないと実は作れないのです。その時に明確なものがあればよいし、もしなければこの機会に考えてみればよいのです。かっこいい言葉である必要はありません。完璧でなくてもいいです。

以上のようにクレド(行動基準)を作ろうと思っただけでクリアにしないといけない問題点が次々出てくるんですね。

 

その上で「今すぐできること」「やらないこと」「保留すること」に分けて一つずつ取り組んでいけばみえていきます。

実はこれ、手っ取りはやい方法ではありません。しかも意外と面倒くさいです。

つい、評判になっていることをそのまま真似した方が早い気がします。

でも実行力が全く違うのです。

 

試しに「ウチもクレドを作ろうと思うんだけど、会議室に集まってくれないかな?」と声をかけてみて下さい。

 

では、また宜しくお願いします。