クレド浸透度はどのようにして測るのか。

2014年5月21日 執筆: 赤木 浩二  テーマ:

Libro sul pratoこんにちは。

組織変革ファシリテーターの赤木浩二です。

最近はクレドを導入している会社や団体が増えてきました。

私たちのセミナーに初めて参加下さる方の中にも
「ウチにもありますよ。」と言われる方が
みかけられるようになりました。

でも「実際に浸透の方はいかがでしょうか?」と
お伺いすると苦笑いされる方も少なくありません。

もちろん、「かなりうまくいっています。
クレドがあるからこうやって経営者の私が
時間を自由に使えるんです。」という方も
いらっしゃいます。

では、クレドが浸透できているかどうかはどんな基準で考えたらよいのでしょうか。

どうしてもクレドベーシックの項目の実践度合いに
焦点があたるのですが、組織としてどの程度、
浸透が図れているのかを「クレド浸透度チェックリスト」で
振り返っていきます。

(クレド浸透度チェックリスト」

■以下の項目の質問についてあてはまるものを
チェック下さい。

※チェックする対象は(あなたが所属している会社・団体)です。

1.クレドを朝礼やミーティングで2日に1回以上、確認している

2.クレドカードは従業員全員が携帯している

3.クレドを唱和や確認するだけでなく項目に関しての事例や
感じることをディスカッションしている。

4.ホームページにクレドが公開されている。

5.クレド浸透を目的としたミーティングを月1回以上は
実施している。

6.クレドが職場の中でよくみえるところに掲示されている。

7.経営者は社内で「クレド」の内容に関して週1回は話をしている。

8.経営者はクレドの内容を率先して行動している。

9.新入社員の採用時や入社後教育の際にクレドの内容に
ついて研修を実施している。

10.以前は経営者や管理職が行っていた業務も従業員に
権限委譲されてきた実感がある。

11.クレド浸透ミーティングで意見がでて提案した施策が
実行されている。

12.従業員の7割以上がクレドの内容を理解し、
レドに沿って実行しようとしている。

13.職場の中で仕事に対して褒めあったり、
認め合う機会が頻繁にある。

14.社員一人ひとりの意見を途中で遮らず、
最後まで聴く風土がある。

15.「自分の言いたいことを言いたい人に言える」
風土がある。

16.社員の意見が意思決定に活かされる仕組みがある。

17.クレドの項目が人事評価と連動するなどクレド実践が
賃金や昇進、昇格などに反映する仕組みがある。

18.クレド実践によって具体的に成果のあがった事例がある。

19.クレド推進をきっかけとした委員会活動が機能している。

20.クレドは2年(または1年)毎にリニューアルしている。(した)

実際にはチェックできた項目の数によって
現在、どのような状態なのかを振り返り、
次に「何が課題なのか」をみていくようになります。

クレドを「理念」に置き換えても使えると思います。

一度、チェックしてみて下さいね。