カリスマ型組織から自律型組織へ変える5つのステップ

2014年12月17日 執筆: 赤木 浩二  テーマ:

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経営者やリーダーの方を対象に「カリスマ型組織から自律型組織へ変える5つのステップ」というテーマでお話させて頂きました。

開口一番、「みなさんの会社はカリスマ型の組織という感じでしょうか?」と質問したところ、なんとほとんどの方が手をあげられました。

このテーマでお集まり頂いているのであたりまえと言えばそうかも知れませんが、ほとんどの場合、「よくわからないけど、カリスマというほどでもないよ。」というのがいつもの感じです。

「カリスマ」というと卓越した技術をもった憧れの存在、というイメージが強いですが、特に創業経営者の場合は、その業界の仕事について熟知していて成果をあげられたから会社を作ったという方が多いはずです。

ということは業務について詳しく現場の知識ももっていて社内でも一番詳しい、そして思い入れもあるのが普通です。

そのため、結果的には「多かれ少なかれカリスマ型経営者」というわけなのです。だから影響力が強いのはあたりまえですね。

しかし、残念ながら「社長が仕事ができる」ことと「社員がイキイキと自立したチームになる」ことは別なのです。

セミナーでは、「どうして経営者のパワーが強いと自律した組織にならないのか」という事を図とゼスチャーを使ってお話しました。

写真は2つ目のワークをやっている風景です。初対面なのに相手の人生の一端を知り、関係性が変化することを体験して頂きました。

私は最初の表情からワークの中でその方が見せる笑顔や真剣な表情に変わる瞬間がとても好きなのです。

今回もすごい体験の持ち主がおられ、感動しました。

考えてみると私たちは普段、「表面的なことは話していても相手の心に触れるような深い話」はできていません。

もちろん、「必要がないから」「そんなことやっている時間がないから」かも知れません。

でも本当にいい仕事をしようと思ったら、本当にいいチームを作ろうと思ったら欠かすことはできないのです。

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日時:2014年12月11日(木)

場所:エルおおさか

主催:一般社団法人 大阪労働協会