家を建てた方の話を聞いてWEBサイトの見方が変わったなと感じた話

2016年11月1日 執筆: 赤木 浩二  テーマ:

私の仕事の一つにインタビューというのがあります。

誰かに話を聞いて記事を書くという仕事です。

その中で「家を建てた方に家づくりの経緯とか入居後の住み心地」を聞くというのを結構長く やっています。

今回は愛知県から岡山県に移住してきて自宅兼カフェをオープンしたオーナー様です。

遠方だからという事もありますが、当然建築会社を探す時に WEBで探されます。

「たくさんの会社のサイトをみて比較して絞り込んだ」というのはよくある話なのですが、興味深いのはこの後で絞り込んだ「2社のサイトをずっと2年間見続けた」というのです。

しかも毎日、日課のようにして。特にみたのは「施工事例」で更新される度に全ての写真を食い入るようにチェックされています。

そしていよいよ、実際に2社の工務店を訪問するために岡山に来られ、両社を見学され1社に決めました。

感想を聞くと

A社 「HPの内容と実際の施工事例はほぼその通りだった。」
B社 「HPの内容よりも実際の施工事例がよくなかった。」

その後、A社に決めたという事です。

「HPの段階でかなり選ばれていて会った時はうそがないか確認するだけ」という事です。

以前だったら「HPから問い合わせして来る方は冷やかしが多いから・・・」と言われてきましたが、かなり変わってきましたね。

問い合わせの質が変化しているように思います。

おそらく、「ググル」という事があたりまえの事になっていて「このサイトは信憑性があるかどうか」判断するITリテラシーがある方が増えてきているのではないでしょうか。

でも極端に言うと「しっかりとした施工事例があるから」「工務店で建てて喜んでいるお施主様がいるから」できましたが、そもそも選ばれるだけの実態がなければ、もう無理です。

最近、よく言われている「地力」が必要という事ですね。

お客様もいろんな指向の人がいますから「ウチの工務店に来て欲しいお客様」にしっかりとした情報提供を行い、振り向いてもらえればいいわけです。

以下は私がインタビューさせて頂き、実際に公開されている動画です。 4分15秒あたりでサイトの見方についてコメントされています。