こんにちは。
組織変革ファシリテーターの赤木浩二です。
「クレド?ウチにも経営理念があるからそれでよいのでは?どう違うの?」
というご質問を頂きます。
実は調べてみてわかったのですが、経営理念やクレドなどの定義に関しては
統一した明確なものははっきりしていなくて団体や人によって違うんです。
だから私なりにはこう解釈しているという定義をご紹介します。
まず、経営理念とは
「組織の存在意義や使命を普遍的な形で表した基本的価値観の表明」です。
平たく言えば「会社や組織は何のために存在するのか、経営をどういう目的で
どのような形で行うことができるのか」ということを
明文化したもの(MBA用語集より)です。
経営理念を次のように3つに分けて定義してみます。
①ミッション(使命、存在意義)
②ビジョン(目標、将来像)
③バリュー(価値観)
経営理念は「普遍的に創業者(経営者)が大切にしている考え方」
といえます。
一方、クレド(Credo)とは「信条」「志」「約束」を意味するラテン語で
価値観や行動規範を簡潔に表現した文言、あるいはそれを記したツールです。
経営理念は普遍的な考え方や価値観を表現していますので
どうしても抽象的です。
だから実際には「社員は何をすればよいのか」がわかりません。
クレドはその経営理念を具体的な行動に落とし込んだものと
位置づければより効果的に機能します。
だから、クレドは社員を中心にそして「一回作ったら終わり」
ではなく流動的に活用していくのです。