「花見をみれば組織力がわかる」

2016年4月1日 執筆: 赤木 浩二  テーマ:

クライアントの経営者の方に教えて頂きました。

「花見というのが社員教育に一番いいんだよ。」

なぜなら、花見は段取りをうまくやらないと全く楽しくないから。

確かにそうです。考えただけでも

・場所取り
・日程調整
・天候
・お酒の内容や量
・照明
・食事の内容や量
・移動のやり方
・当日の進行内容
・撤収のやり方 etc
たくさんあります。私もめちゃ寒い中、周囲の人の顔もほとんど見えない状態で 弁当とビールだけ配られて黙々食べたことを思い出しますが、あれは辛かったですね~ 確か、数人の人がスピーチしていましたが、盛り上がるわけないです。

前述のクライアントの会社では、毎年、花見プロジェクトチームを作って準備するのですが、

まず、テーマ設定から始まり、当日の進行内容の企画、参加者の顔ぶれ、酒や肴の好みや 量をリサーチし、当然雨天の場合の内容も想定しておくそうです。

これ、まさに「業務」そのものです。

目的や目標、コンセプト、タスク、予算、スケジュール、 リスク対策まで・・・。 花見には仕事を成功に導くためのポイントがたくさん詰まっているというわけです。

「花見の段取りを一生懸命できない人に業務はやらせません!」

と先の経営者は明言されています。

ちょうど今週末が桜も満開のところが多く、賑わいそうです。

昨日もある大手企業が花見のために公園のスペースを1週間、独占していて顰蹙を 買っていましたが、花見の様子をみているとその会社の風土や段取り力がよくわかります。

あなたの会社の花見はどうでしょうか?

楽しい週末になるといいですね。