メンバーが新しいことにチャレンジしたくない理由はコレがあった!

2019年10月16日 執筆: 赤木 浩二  テーマ:

新しい挑戦に84%の従業員が心理的ハードルを感じている」

「プロジェクトが盛り上がらない」「指示しても動こうとしない」「何考えているのかよくわからない」

このようにお感じの経営者やマネージャーの方はどれくらいいらっしゃるでしょうか?

先日のマネージャーを対象にしたセッションでの出来事です。

後半になってアクションプランもできあがって「さあ、あとはやるだけ!」という時にどうもマネージャーの皆さんの表情がどうも浮かないのです。

伺ってみると

「だって、メンバーに新しいプロジェクトを話しても、「今、忙しいからそれどころじゃないんです。」とか「残業が増えてしまいますけどいいんですか?」という反応が目に浮かんでくるようです。」

との事です。

IT関連ツールの株式会社Uniposさんが実施したインターネット調査によると

「仕事の中でルーティンで ない、新しいことや困難なことに挑戦をすることに、どの程度 心理的ハードルを感じますか?」という質問に対し、84%の 従業員が「かなり感じる」「やや感じる」と回答しました。 

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ということは84%の人が「できればやりたくない」と答えているという事ですね。

この結果は驚きですね。

「やっぱり疲れているのかな」「業務量が多い割に人が足りないからかなー」「保守的なのかなー」

とつい考えてしまいました。しかし、私の予想は全くの見当違いだったのです。

では、なんで「心理的はハードルを感じるのですか?」という理由も調べています。 

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答えは「今やっている仕事で認められている実感がないから」です。

要は承認欲求、第3の報酬とも言える「他人から認められたい」「価値のある存在でいたい」という心理的な報酬だったのです。

ちなみに新しい挑戦に心理的なハードルを感じない理由も第二位が「今やっている仕事で認めれているという実感があるから」です。

あれ?Googleが組織のあがるチームの要素は何か、調べて導き出した結果は「心理的安全性」でした。

面白い!よく考えてみると転職の場合でも「給料はあまり高くなくても期待してくれている社長がいたりいい仲間がいる職場で働きたい。」という声はよく伺います。今起こっている事件や問題も「認められたい!」という欲求から発生しているものばかり。

また私のクライアントの50施設を展開している保育園では全社をあげて承認文化の推進に取り組み、定着率の向上、求人に対する応募者のアップという成果をあげておられます。

ちなみに社長や幹部が承認してくれると組織に承認文化が生まれます。そして承認されているとお客様を承認します。もちろん、家族にも広がりますね。

あなたの職場ではいかがですか?

◯この興味深い調査を実施されたピアボーナスで有名なuniposさん。日常の小さな工夫を承認し合うことでエンゲージメントをあげる素晴らしい仕組みを展開されています。クレド浸透にも繋がるし超お勧めします!

https://unipos.me/ja/