「自分で考え、動き出す組織のつくり方」amazonキャンペーン

「社員が思うように育たない」
「経営者の価値観や考え方が伝わらない」
「決まったことがなかなか実行されない」

このような中小企業経営者の人に関する悩みをいつも聞かされていた私。

「解決策としてマネジメント研修やリーダーシップ研修またはスキルアップ研修などを実施しても「個人としてよくなる場合はあるが組織は何も変わらない・・・」「何もしないよりは効果はあるが・・・」という繰り返しでした。

そんな中、クライアントから依頼を受け、「あるシンプルで簡単な方法」を実施したところ3ヶ月で顧客からの反応が変わり、スタッフのモチベーションがあがり、6ヶ月で業績に変化が出始め、1年で売上が前年比120％という結果をもたらせました。

そしてその取り組みが評判を呼び、クライアントの経営者はマスコミに何度も登場、大学の講師までされるようになりました。

「これはたまたまではないのか！」とは思い、他の会社にもやり方を公開したところ、次々と導入され、効果の差は違っても確実に成果をあげる会社が増えたのです。

その後、32社で行った内容を体系化し、難しいマネジメントスキルやリーダーシップを持った方がいなくても、成果と直結した自律した組織をつくるプロセスを確立することができました。

• トップが強すぎると社員は育ちません。トップのパワーを弱める必要があります。
• まずは、ミッション、ビジョン、バリューが必要ですが、完璧である必要はありません。
• 社長の代わりとなる「ものさし」が必要です。
• 社長は理念と戦略を示し、戦術と行動計画は社員と一緒に考えます。

理念が重要ということはビジョナリーカンパニーを始め、いろんな書籍や教えで言われています。

しかし、「では中小企業が具体的にどうすれば、理念を浸透させ、成果をあげられるか？」ということはほとんどと言っていいほど書かれていません。

本書に書いてある事を実行すれば、確実に「顧客や社員に想いのある会社」に近づいていきます。世の中にそんな会社が増えれば、社員やその家族の方も誇りをもって働けます。顧客も応援団のようになり、会社にとっては価格競争とは無縁の状態になります。

「いい会社」が評価され、もっとたくさん増える、そんな社会の実現に少しでもお役に立てれば幸いです。

赤木 浩二 株式会社WISHパートナーズ 代表取締役社長 一般社団法人 日本クレドミーティング協会 代表理事

1965年、岡山市生まれ。
1985年、20歳の時、大手情報会社に営業のアルバイトとして入社。
1992年退社後、デザイン、研修会社の役員として会社設立に参画。

1999年、全国FCを運営するベンチャー企業に転職。社員8名から108名、売上1億から23億へ成長を遂げる中、本部長として加盟店の指導や直営FCの運営、商品開発に携わる。

しかし事業開始後、営業不振などにより業績は急降下。数年後、会社は事業清算となる。

2004年に販促とマネジメントのコンサルタントとして独立。2007年、ある顧問先からの依頼でクレドを作成・実行したところ「顧客満足度や社員のモチベーションがあがり、結果として業績も向上した。」その経験を元にクレドの導入だけでなく浸透のための仕組みづくりまで確立し、「自立型組織づくり」としてプログラムを開発。

今では年間62回講演やセミナー実施、さまざまな業種（工務店、会計事務所、冠婚葬祭業、自動車販売業、美容院、樹脂フィルム関連メーカー、メンテナンス業、リフォーム、介護施設、ネット通販、印刷会社、石材業、製本業、宝飾業など）の企業が導入している。

立派な経歴を持っている組織・人事系のコンサルタントが多い中、大学を出ていない雑草系ファシリテーター。

ベンチャー企業の急成長、急降下を一度に体験する中で理念の大切さを痛感する。「顧客や社員に想いのある会社を世界中に」がミッション。著書に「自分で考え、動き出す組織のつくり方」（セルバ出版）「ブランディングの法則」（日本建築出版社）（共著）がある。